子供の興味はどんどん広がっていきますね。
春から夏を過ぎるまではクワガタを採りに行きたいと言い
夏を過ぎるとトノサマバッタ、秋になるとカマキリやカナヘビに興味を持ち、採りに行こうよと
休みの度にせがまれます。
学校や学童の図書室からは生き物の飼い方の本を借りてきては、読みふけっています。
そして、興味の対象は水生生物へ
ザリガニを採ってみたい、飼ってみたいと言うので
先週の日曜日に近くの山の麓にある釣り池に行ってきました。
寒くなってきたので、何も採れないかなと思ったのですが
釣り池と繋がっている用水路の草の下を網でガサガサとすくうと
エビと小魚とザリガニを捕えることが出来ました!


子供にも簡単に採ることが出来たので、息子は大喜びでした。
日本の淡水にはヤマトヌマエビやスジエビ、ミナミヌマエビ等が生息しているようですが
スジエビでもヤマトヌマエビでもありません。
ミナミヌマエビによく似ているのですが
ミナミヌマエビは南と名がつくので西日本に多く生息していて、北限は静岡辺りまでだそうです。
しかし、近年は中国や台湾から釣り餌として大量に輸入された「シナヌマエビ」が
撒き餌として川に投げられたり、釣りで余ったエビを放流したりなどで生き残ったエビが
爆発的に増え、日本固有種のミナミヌマエビは絶滅危惧種になっているそうです。
ミナミヌマエビも亜種なので、シナヌマエビと交雑もするようです。
ペットショップで売られているミナミヌマエビも殆どがシナヌマエビだとか。
関東以北で採れるヌマエビもシナヌマエビだそうです。
家に持ち帰ったは良いものの、これまでメダカや金魚を飼った事があるのですが
飼い方を知らず、スグに死なせてしまった苦い経験があります。
カルキを抜いた水にエアレーションで空気を入れて餌を与えるだけではダメなんですね。
水槽もないので、もちろん虫カゴです(笑)

麦飯石を購入して、底に敷きました。
アカハライモリを飼っているのでその水と川から持ち帰った水、カルキ抜きをした水、流木を入れて
エビと一緒に採れた魚を入れました。

カルキを抜いた水道水にはバクテリアが全くいないので
魚の糞や食べカスを分解するバクテリアがいないと餌や糞で水質が変化するようで
魚やエビは死んでしまうそうです。
そのバクテリアが増殖すると、そのバクテリアを食べるバクテリアが増殖し
それらが増えたり減ったりしながら、水質が安定するまでは1ヶ月もかかるそうです。
水槽を立ち上げるのって結構奥が深いのですね〜
基本的には先ず水槽を作ってから魚を入れるのが正しいそうですが、
他の魚を飼っているなら、その水を種水として使うと早く水槽が立ち上がるようです。
今のところ1匹も落ちる事なく、元気にツマツマしています。